以前このブログでも紹介した病児保育士が主人公のマンガ「37.5℃の涙」ですが、3巻で終わったはずがアマゾンをチェックしていたらいつの間にか4巻が発売されていたので購入しました。(参考記事:ワーキングマザーなら共感して号泣してしまうかもしれない病児保育の漫画「37.5℃の涙」は父親が読んでも勉強になる)
今回は以前よりもかなり良くなっていて、しっかりと作りこまれたエピソードは今後の育児に参考になりそうでした。
◆テレビドラマ化も
すでに放送しているのですが、テレビドラマ化もしています。正直、テレビドラマ化にはネタが少なそうなので、そのあたりは心配ですが、今のところ夫婦で楽しく観ています。
◆4巻は面白い
37.5℃の涙というマンガ、1巻は面白かったのですが2巻の中盤くらいからは病児保育のエピソードの割合が減って、その代わりに周りの人の人間ドラマが入ってきたりして、だんだんと実際に勉強になるようなエピソードが減っていったのが残念でした。
しかし、4巻は初心に戻ったのか勉強になるエピソードが満載でした。2つのエピソードが書かれていたのですが、そのうちの一つが「子供が仮病を使って保育園に行かない」ということについての話でした。
◆親が信じることが大切
主人公の杉崎桃子が病児保育士としてお腹が痛い子供のところに保育に行くのですが、そこの子供が明らかに仮病を使っているという感じ。桃子は仮病だとわかったので、親に伝えた方が良いのかどうか悩むのですが、同僚に親が気がついていないわけがないと言われ、さらに「親が子供を信じないで誰が信じるんだ」と言われショックを受けます。
このエピソードを読んで「自分だったらどうするかな〜」と思って考えたのですが、子供が寂しくて仮病を使ったとしても仕事が忙しいときに仮病だったのがわかったらもしかしたら怒ってしまうかもしれないと思いました。
「親が子供のことを信じないで誰が信じる」という言葉、、、心に残りました。そして、「さみしくて仮病使ってまでいっしょにいたいという気持ちを否定されるのは辛いんじゃないか」という言葉も。
自分が忙しいときに子供の気持ちを想像して考えて、子供のために動くのって難しいですよね。子供だって嘘をつくときに罪悪感を感じているだろうし、その罪悪感で苦しんでまでいっしょに痛くてうそをつくのであれば、それはいっしょにいてあげたいなと思います。
まずは、子供の言うことを親が信じるということが大切だとこのマンガから学びました。
4巻にはもうひとつのエピソードがあるので、また別の記事で紹介します。