以前読んだ「最強母乳外来」の実践編です。(「最強母乳外来」のレビュー記事)
「最強母乳外来」の方は、母乳に関することの基本から、母乳に関する豆知識や子育ての知恵が書いてありましたが、こちらの本では、実践編ということで、「最強母乳外来」では書かれなかった、もう少し突っ込んだ内容や、その他の母乳に関する豆知識、そして、母乳を終える時期「卒乳」に関して詳しく書かれています。
2冊読めば、かなり母乳も含めて、育児に関しての知識が身につくと思いました。
・「最強母乳外来 ママを助ける実践編!」とは?
「最強母乳外来 ママを助ける実践編!」とは、助産師であり、現役で病院で母乳外来に努めているSOLANINさんの人気ブログ「最強母乳外来」を書籍化したものです。どうやら、最初はアメブロで書かれていたようですが、なぞの「規約違反」という一文によりすべて削除され、別のブログで過去記事をアップしているようです。以前から思っていましたが、アメブロも削除する前にバックアップ取れるように教えてくれればいいのに、いきなり全部消すなんてちょっとひどすぎる気がする。
それはともかく、かなりの人気ブログだったようで、この「最強母乳外来 ママを助ける実践編!」の前に「最強母乳外来」という本を出しています。
「最強母乳外来」については、こちらでレビュー記事を書いてますので、よかったら参考にしてみてください。(「最強母乳外来」のレビュー記事)
こちらの本では、以前の本で書ききれていなかった内容や、卒乳について詳しく書かれています。こちらの本でも、自分の間違った知識が発見できてとても参考になりました。
例えば、昔は餅を食べると母乳の出が良くなるという話があり、おばあちゃんが母乳の出ない妊婦に餅を食べさせていたようですが、もち米を食べると、血糖値が高くなり、インスリンが分泌され母乳の分泌が確かに良くなるそうですが、血液もどろどろになり、母乳は血液から作られるため、母乳もどろどろになるそうです。
餅をあまり食べ過ぎてはいけないみたいですね。
・子どもの虫歯
以前、「子どもにはもともと虫歯菌がいなくて、親や家族からスプーンや口移しなどを通じて虫歯菌が感染る」と聞いたことがありましたが、それって本当のことらしいです。
生後1歳7ヶ月〜2歳7ヶ月の間が一番大変な時期のようですので、気をつけた方が良いそうです。
・卒乳は無理やり?
子どもがおっぱいを飲むことをやめることを「卒乳」というらしいのですが、その「卒乳」の時期は無理やり親の都合で決めない方が良いそうです。周りに「いつまでおっぱい吸ってるの?」なんて言われても気にしないで、子どもが辞めたいときに辞めさせて、飲みたがっているならいつまでも飲ませていても良く、無理やり辞めさせる必要はないと書いてありました。
ちなみに、自然に卒乳する兆候として、
・外遊びをしたり、楽しいことがあると、何時間でもおっぱいなしで機嫌よく過ごせる。
・アイスクリームやかき氷のように冷たいモノを好むようになる。(冷たい=まずいではなくなる)。
・食べる意欲が高まったのか、食べる量が明らかに増えている(月単位で比較してみてください)。
・食後の際におっぱいを飲まなくても眠れるようになってきた。
・昼寝の際におっぱいを飲まなくても眠れるようになってきた。
・夜、おやすみの際もバタンキューで眠れる日がしばしばあるようになってきた。
などがあるそうです。
・まとめ
この「最強母乳外来 実践編!」と買うなら「最強母乳外来」とセットで買われた方が、より知識が深まって良いと思います。
もともとブログの記事でしたので、とても読みやすく、母乳に関してはあまり興味のないパパでも読みやすい文章で、母乳やそれ以外の育児に関する豆知識なども気軽に読めて勉強になると思います。
二冊買っても良いですし、最初はブログの過去記事を立ち読み感覚で読んで、気に入ったら購入という流れが無駄がなくて良いと思います。2冊で2400円なので、ミルク一缶分くらいですね。ミルクより母乳の方が、免疫力や栄養面、子どもとの信頼関係の構築などで、役に立つと思いますし、読んでよかったので、子どもが生まれる友達に送ってあげようとも思いました。