この記事は【おすすめ育児本】と書きましたが、実はそこまでオススメではない本です。「赤ちゃんにやさしいエコグッズ」は、赤ちゃんの体や地球環境にやさしい商品を紹介している本ですが、内容的には今ならネットで十分検索できる内容ばかりです。
・「赤ちゃんにやさしいエコグッズ」とは?
「赤ちゃんにやさしいエコグッズ」は、「子どもと地球を考える会」が約300社のメーカーにダイレクトメールで情報をお願いしたり、ベビーグッズ売り場や雑誌、カタログ等をチェックして、選んだ商品を紹介している本です。
商品を選ぶ基準としては、
1.長く使える
2.応用がきく
3.作る過程で環境への配慮がある
4.捨てるときに環境への配慮がある
という4つのことを基準に選び出した商品を紹介しています。この本は2001年に発行されているので、今ではこのような赤ちゃんにやさしいエコグッズは専門のネットショップもありますし、サイトもあるのでわざわざ本を買わなくてもネットで情報を得られるようになりました。
しかし、読んでみると現在でも同じようなコンセプトで商品を選ぶと、同じような商品になるので、「赤ちゃんにやさしいエコグッズ」という視点での商品は、何年たってもそんなに変わらないのだということがわかります。
当時は、「環境ホルモン」や「ダイオキシン」などのキーワードが世間を賑わせていたので、こういった内容の本が重宝されたのかもしれません。最近は、以前ほど環境問題のことを大きく取り扱わなくなりましたが、赤ちゃんの未来のためにも地球環境のことを考えることは大切だと思いました。
・紹介されている商品
紹介されている商品は、オーガニック系の離乳食や、オーガニックコットン素材を使った商品を中心に紹介されています。今なら、ちょっとネットで「子供用」「オーガニック」と検索すればそういった商品はすぐに出てきますが、当時はネット通販もあまり普及していない時期だったので、こういった情報をまとめてくれるのは、ありがたかったのかもしれません。
・布おむつと紙おむつ
最近、日中だけ布おむつに変えました。理由はいろいろありますが、やっぱり毎週ゴミの日に大量のおむつゴミを見ると、なんだかこのままではいけないような気がして、ゴミを少しでも減らしたいと思って布おむつにしました。
日中だけでも、結構紙おむつの量が減ってゴミの量も減り、紙おむつの消費量も減ったので、金銭的にも少しは役に立ったような気がします。
・まとめ
巻末にヨーロッパの環境への取り組みの事例などが紹介されていて、こういった問題に興味のある方には、入門書として読みやすいと思います。