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【おすすめ育児本】「子育てがみるみる楽になる 赤ちゃんとのおしゃべりBook」本田千織

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 「おむつなし育児」「寝かしつけ」「母乳」といろんなジャンルの本を読んできましたが、つぎは、赤ちゃんとのコミュニケーションに関する本を読んでいこうと思って手に取りました。

 表紙がポップな感じで、タイトルもありがちな感じだったので、「どうせゆるい内容の本でしょ〜」って思っていたのですが、かなり専門的なことも書いてある割にはわかりやすくて読みやすい本でした。

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・「あかちゃんとのおしゃべりBOOK」とは?

 2人の子どもを育てながら、自身の体験を活かして、親子コミュニケーション講座「ママ楽講座」「パパ楽講座」を企画している本田さんの書いた本です。この本の特徴としては、コーチングを活かした子育てで、子育ての主体はあくまで子どもであり、親はサポートしながら導いてあげる存在になるということが主になっています。

 この本は、子育ての内容なんですが、実際に大人の生活や仕事でも使えるのではないかと思う人間関係の構築の仕方などがとても勉強になりました。

 

・理想の親子関係とは?

 この本の最初に「ステキな親子関係とはどんなものでしょう?」という質問があり、「いつも笑顔で過ごせる親子」「友達みたいに仲が良い親子」「何でも話し合える親子」などいくつかの例がありましたが、著者が考えるステキな親子関係は「お互いが自立しているけど、何かあったときには相談し、助け合える関係」と答えています。

 自分の中でもやもやしていたけど、何となく考えていた親子関係にピッタリでしたので、我が家でも「お互いが自立しているけど、何かあったときには相談し、助け合える関係」を目指していこうと思いました。

 

・子どもと信頼関係を築くには?

 人は信頼関係のある人の言葉なら素直に聞きますが、信頼関係がない人の言葉は素直に聞けないものです。仕事でも信頼している上司の注意なら頭に入りますが、信頼していない上司の注意だと反発してしまうと思います。

 子育ても同じで、子どもと良いコミュニケーションを取ろうと思ったら、信頼関係を作ることです。そして、子どもと信頼関係を築くにはまず、子どもを信じることです。

 

・育児の主体は子ども

 子育て主体は子どもであり、親がするべきことはあくまで「サポート」で「ヘルプ」ではないと言っています。

 「ヘルプ」では誰かが自分の代わりにやってくれるので、大人でも子どもでも成長する余地がなくなり、むしろ楽する鳳凰を覚えてしまう弊害が心配ですが、「サポート」では、今ある試練を乗り越えるための方策を一緒に考えたり、子どもの心を軽くするために話を聞いたりします。

 

・年齢で決めない

 普段は「この子はまだ小さいから」と言って、いつも服を着替えさせていて、ある年齢になったら突然「◯◯ちゃんはもう◯歳だから自分でやってね」と言われたら、子どもにとっては無理な相談です。親は自分が簡単にできることは、子どもだってやればできるに違いないと思いがちですが、いくつになろうとも子どもにとっては、やったことがないことは初心者なので、普段は「ヘルプ」をしてあげていたのに、急に助けてくれなくなると子どもは「見捨てられた」「見放された」と感じてしまいます。

 これも、普段から「ヘルプ」ではなく、「サポート」してあげていれば、自然に自分でできるようになるでしょう。

 

・否定系で注意しない

 著者の家の子どもはママが怒ったときに「ママ、優しい声で言って」というそうです。「ママ怒らないで」という「◯◯しないで!」という否定形の注意をいつもしないように親が心がけているので、子どももそういうようになったそうです。

 たしかに、「◯◯しないで!」と言われるより、「◯◯して」とお願いされたほうが、大人でも聴きやすく、反発しにくくなりますよね。

 例えば、

「喧嘩しちゃだめでしょう」 → 「仲良く一緒に遊ぼうね」
「お店の中で、うるさくしないで!」 → 「お店では、静かにしようね」
「ママの手を離さないで」 → 「おててをつないで歩こうね」

などと、置き換えて話しかけるクセをつけることが大切です。否定形の言葉をかけられ続けると、子どもの心の中にある潜在意識の中の自己肯定感がなくなってしまい、自信のない子どもに育ってしまうそうです。

 子どもを認めてあげることで、自己肯定感が増え、子どもの自信につながります。

 いじめを受けてマイナスのメッセージを受けてしまっても、それまで子どもに「愛してる」「ありがとう」などの子どもを認める言葉をかけていれば、子どもにとっては自分は必要とされているんだと感じ、それが心の逃げ場になれるので、強い子に育つそうです。

 

・暴れても買わない

 ぼくも小さいときに「買って買って〜」と言った思い出がありますが、同じ状況になったときに子どもは一度でも買ってあげると、次回も必ず「買って買って〜」とするそうです。買わないために大切なのは、どんなに暴れて買わないこと。

 暴れても買ってもらえないとわかると、子どもも体力の無駄なのでそのうち暴れなくなるそうです。

 さらに、子どもはこれを人によって使い分けるそうで、ママとの買い物のときには暴れないけど、パパとの買い物のときには暴れたりと、買ってくれそうな人を選んで暴れるそうなので、この情報は夫婦やおじいちゃんおばあちゃんとシェアした方が良いですね。

 買ってもらえなくなると、子どもは買い物がつまらなくなりますが、そういうときには、人参を買うならどの人参にするか選ばせてあげるなど、子どもにもやることを与えてあげると良いそうです。

 

・まとめ

 本書では、もう少し専門的でわかりやすく、著者の家族の例を交えて説明されていました。

 基本的には子ども向けの内容なのですが、読んでいると「これって大人でも、仕事でも言えることが多いんじゃないか」と思えてきました。

 また、夫婦関係でも使えるような内容も多く、内容的には育児本ですが、上手く使えば人との付き合いがより円滑になるような知恵がたくさんつめ込まれていました。

 こういう内容は子どもがしゃべれないうちから意識しておくと楽だと思います。うちの子はまだ2ヶ月で、ぜんぜん話すことができないですが、この本を読んで相手がわかっている前提で、すこしずつ自分の子どもへの話し方を変えていこうと思いました。

 育児をする上で、一度は読んで欲しい本だと思いました。我が家では夫婦で読んでいます。

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