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【おすすめ育児本】産後ママの心と体がらく〜になる本

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 奥さんのために、何か育児が楽になる方法がないかと思って読んでみました。

 いろいろと育児に関する本を既に読んでいるので、知っていることがほとんどですが、全体的に読みやすく、育児に不安を持っている妊娠中の方や、育児が始まったばかりで、まだ何も知らない産後すぐの方には良いと思います。

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・産後ママの心と体がらく〜になる本

 この本はQ&A形式で書かれていて、産後に陥るよくある悩みについて書かれています。うちの奥さんが読んでみたら「あるある」という内容が満載だったそうです。

 ぼくも、読んでみて「あ〜こんなことあるな〜」ということが多く書かれていて、専門的な内容というより、簡単に日常の育児生活の悩みを解説してくれている本です。

 目次は、

 

「痛」無事に出産出来てうれしい!

 ・・・でも、産んだ後も痛いなんて、聞いてないよぉ!

「痛1」お産のときのお尻の傷が痛くて、椅子に座るのも辛いです

「痛2」妊娠中からの痔が出産を機にひどくなってしまいました

「痛3」乳首が切れて痛い!乳腺炎にもなって、授乳時間が恐怖!

「痛4」産後数週間で、手首に激痛が!痛くて何も持てません

 

「心」生まれてくれてありがとう!

 ・・・でも、なんだか毎日、イライラするのはなぜ?

「心1」産後、性格が変わったように神経質になったみたい

「心2」産前のように計画通りに事が運ばず、毎日落ち込みます

 

「乳」母乳で丈夫な子に育てたい!

  ・・・でも、私のおっぱい、ちゃんと出てないみたい 

「乳1」おっぱいが足りないみたい。ミルクを足した方がいいの?

「乳2」仕事復帰に備えて最初からミルクと混合すべき?

「乳3」おっぱいがでない私は、ダメな母親の刻印を押されたみたい

 

「眠」赤ちゃんはホントにかわいい

  ・・・でも、どうして寝てくれないの!寝不足で倒れそう

「眠1」夜中の授乳で昼間はボー。まとめて寝られる日はいつ?

「眠2」夕方になるとずっと泣きやまず、一緒に泣きたい気分です

「眠3」毎晩、寝かしつけにひと苦労で、家事がたまって困ります

 

「夫」パパとしてがんばってくれてありがとう!

 ・・・でも、前のように「好き!」と思えないのはなぜ?

「夫1」夫との性生活を復活できません。気分になれないのはなぜ?

「夫2」赤ちゃんが生まれても、夫は残業続き。もっと話したいのに、、、

「夫3」休日も夫は接待ゴルフ。いつ育児に協力してくれるの?

 

「時」赤ちゃんとの生活は楽しい!

  ・・・でも、自分の時間が取れなくてモヤモヤ

「時1」新聞や本を読む時間もなく、世の中から取り残された気分

「時2」母乳育児は一心同体で、おでかけ先が限られます

 

「美」忙しい毎日で体重は減った!

  ・・・でも、私の体型、元に戻るのかしら?

「美1」おなかのたるみを元に戻すにはどうしたらいいの?

「美2」母乳で育てたいけど、おっぱいの型崩れが気になります

 

「働」もうすぐ職場復帰できるのはうれしい!

  ・・・でも、3歳まで一緒にいてあげなくて大丈夫かしら?

「働1」3歳までは母親がそばにいて育てるべきなの頭?

「働2」再就職したいけど、保育園探しはいつ頃から始めるべき?

「働3」夫の帰宅が遅く、復帰後の生活が回っていくか心配

 

「金」子どもには最高の環境を与えてあげたい!

  ・・・でも、これからどんどんお金がかかって家計が心配

「金1」これからの子育てに、いったいいくら必要なのかしら?

「金2」二人目もほしいけど、お金がないとあきらめるしかないの?

 

という内容です。「痛」「心」「乳」「眠」「夫」「時」「美」「働」「金」と、産後によくある悩みがテーマごとに分かれていて、とても読みやすくなっています。文章も専門的な内容や難しい内容があまりないので、さらっと読めます。実際に読むのにかかった時間は1時間半くらいでした。悩み事にテーマが分かれているので、手元においておいて、悩んだ時に見直すという読み方でも良いと思います。

 実際に読んでみて、参考に内容をいくつか紹介します。

 

・「普通◯◯は禁句」

 これは確かに大切です。今まで2ヶ月、奥さんの育児のサポートをしてきましたが、育児には答えがありません。学歴社会で、答えを出すことを求められてきて育っているので、「普通◯◯」という言葉で、普通から外れるといけないというイメージを持つとプレッシャーになります。

 我が家でも「普通は◯◯」ということを気にしないようにしています。本を読んだり、両親から言われたりして「普通は3時間寝るもの」とか「普通は◯ヶ月で首がすわる」とか言われても、人間なので、それぞれ成長に差があるでしょうし、個性もあると思うので、特に気にしないことにしました。

 ママは、毎日常に一緒にいるので、成長が遅い気がすると「自分育て方がいけなかったんじゃないか?」と悩んでしまいます。周囲のことは気にせずに、マイペースで子育てをしたほうが、子育てを楽しむことができます。

 

・熟年離婚の原因は産後の夫の育児不参加にあり

 これは、他の本にも書いてありましたが、パパは特に気にした方が良い内容です。逆に、ママはこのことを教えて、パパに危機感を持たせることができますよ。

 夫婦間の愛情は、夫と妻で違い、夫は結婚して6〜14年くらいまで上昇しピークになって、その後はとてもゆるやかに下降していくのに対して、妻の夫に対する愛情は結婚後6〜14年までほぼ横ばいで、その後は一気に下がっていくそうです。

 しかも、この「妻→夫」への愛情は、夫の家事、育児参加への不満が大きかった人ほど、下がり幅が大きくなるそうです。

 こういうデータを見ると、産後の「今」がお互いの関係にとっても大切な時期だと思えてきますね。

 

・男は褒め称える言葉を栄養に生きるもの

 これは、すべてのママ達に覚えておいてもらいたいです。男はプライドが高いので「なんで食器洗っておいてくれなかったの?」などの、「なんで◯◯してくれなかったの?」と言われると、とっさに反抗してしまって、次からはなかなかやってくれなくなります。そうならないために、ママたちにはパパを「うまく褒めて動かす」術を身に付けてほしいです。

 そうすれば、パパたちも自主的に家事や育児に参加してくれて、ママたちも楽になると思います。

 

・最初に話を聞いてほしいと言う

 この本に何度か載っていた男女の違いですが、男は話の結論をまとめたがるのに対して、女はただあったことを話したいというときがあります。ただ話を聞いて欲しいだけなのですが、男は結局何をして欲しいかわからない話を、ゆっくり聞くことができないのです。ついつい結論をまとめたがってしまいます。

 そうならないためには、最初に「お願い。話を聞いてくれるだけでいいの」と最初に断ってから話をすると良いそうです。

 確かに、自分も相手の話の要点をまとめて、結論や解決策を考えたくなりますが、あれって男特有のモノなんですね。そして、ただ話を聞いて欲しいだけのときは、確かに最初に言ってくれると、こちらもどうしたら良いかわかるので、助かります。

 これは、便利です。

 

・まとめ

 それほど内容が濃い本ではないですが、子育てをこれから始める人、始めたばかりでまだ何もわからないような状態の人に一冊目の子育て本として読むには、読みやすくて良いと思います。

 比較的よくありがちな育児の問題の解決策が載っていて、わかりやすい本でした。ただ、広く浅くという感じなので、「母乳」とか「寝ない」とか「泣き止まない」などの問題について深く知りたい方は、別の専門書を読んだ方が良いと思います。

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