予防接種は夫婦で話し合って考えるものだと思います。子どもの将来のために、2人で勉強して話し合っておきましょう。
全回に続いて、今回は予防接種の副反応についてです。副反応について知ることで、予防接種を選ぶ理由がわかります。
・副反応とは?
現在の予防接種のワクチンは改良が進んで安全性の高いものになっていますが、体内に入ったワクチンによって抗体を作る以外に副反応を起こす場合があります。副反応とは、抗体を作る以外の体に好ましくない反応のことです。
副反応の現れ方は、ワクチンの種類によって違い、発熱や摂取した部位が腫れたりするなど、治療が必要なものではなく、ほどなく治るものが大半です。
・副反応への対応
大半の副反応は気にしなくて良いものですが、非常にまれに重い障害を残すようなことが起こらないとも言い切れません。
重くなる副反応は接種後30分以内に現れることが多いため、予防接種を受けたら接種後30分はその場にいたほうが良いそうです。
副反応が現れる時期や程度は様々で、注射したところが腫れたり、発熱したり、副反応と思われる症状に気付いたら、受診の際には予防接種を受けたことを確実に伝えましょう。パパがたまたま1人で子どもを病院に連れていく場合は、ママから何の予防接種を受けたかなどを聞いておくと、受診のときにスムーズです。
予防接種当日は、安静に過ごし、入浴はしても、注射したところをもんだり、すったりしないようにしましょう。
・副反応の心配について
副反応を心配して予防接種をさせるのを躊躇することもあると思います。そのことに関してはそれぞれの家庭の問題なので、家庭で良く相談して決めると良いと思います。
予防接種を受けなくても、感染症にかかって重症化したり、命を落としたり、重い障害を残すこともあります。
また、感染症の看病のために仕事を休まなければいけないことも出て来るでしょうが、長期間に渡っての看病は大変ですし、仕事によっては休めない場合もあるでしょう。
予防接種を受けることによって、社会全体への感染症の流行を防ぐことへつながったりもします。
このあたりのことを考え、どの予防接種を受けるか、家庭で話し合って決めましょう。