最近、病児保育について書かれた「37.5℃の涙」という漫画を読んでおおいに父親として勉強させてもらい、泣きそうになったりもしましたが、その漫画の中で出てくる「熱性けいれん」という子どもの症状が気になって対処法などを調べてみました。(「37.5℃の涙」の感想)
◆熱性けいれんとは?
子どもに熱が出た時に、熱の上がり際に突然体が硬直して手足をがくがくと震わせたり、手足をピーンとつっぱったりする症状です。意識はなく、顔色が悪くなり白目になったりしますが、ほとんどの場合は数分でおさまり意識も戻るそうです。
パパやママが小さい頃に熱性けいれんを起こしたことがある場合は、子どもも起こす可能性があるそうです。ただし、熱性けいれんを起こしても7割の子は1度きりだそうなので、そんなに心配する必要はなさそうです。
◆けいれんのしたときの対処
平らなところに寝かせて顔を横向きにし、衣服をゆるめけいれんが始まった時間を確認する。 揺さぶったり大きな声で呼びかけたりしないで、落ち着いて意識の状態やけいれんは全身なのか一部か、目の動きはどうか、顔色はどうかなどを確認します。
けいれんがおさまったら熱や全身の状態を確認します。
多くは数分で終わりますが、5分以上続いたりけいれん後も意識の戻りが悪いなどの場合は救急車を呼びます。
救急車を呼ぶ症状の目安としては、
・けいれんが5分以上続く
・1日のあいだに2回以上けいれんを繰り返す
・嘔吐をともなうけいれん
・頭をぶつけたあとにけいれんを起こした
・全身が左右非対称にけいれんしている
・けいれん後も意識の戻りが悪い、からだの動きがおかしい
・熱がないのにけいれんした
・生後初のけいれん
このような場合には救急車を呼んだ方が良いそうです。
まずは落ち着くことが大切です。