来月初節句なのですが、夫婦で話し合って特に鎧兜など、必要ないという話になりました。わざわざ買うのはもったいないし、何よりも置く場所がない。
それに、どうしても欲しくなったら、実家に使われていない5月人形があるので、そちらを使おうと思っていたのです。ですが、お義父さんとお義母さんがどうしても買ってくれるということで、ついに兜を買ってもらいました。
・鎧兜は代々受け継ぐものではない
最初は実家にある、ぼくと兄の鎧兜をもらおうと思っていました。兄の方は娘2人で、男の子がいないので、うちの子しか貰い手がないからです。
しかし、話を聞くと五月人形とは代々受け継ぐものではなくて、1人1人のものらしいです。例えば、兄弟が2人いるなら、二人分用意しないといけないのです。兄が鎧兜、弟は人形などと、男の子が2人なら、2人へ別々に買ってあげるもののようで、親から子へ受け継がせてはいけないのだそうです。
なんだか人形屋もうまく考えましたね。
一応、1人に一体という風習のようです。
実際にそんなことをしていたら、男3人兄弟なら家中人形だらけになってしまいます。ただ、今回は長男であり、最初の子どもであり、お義父さんたちには初孫ということもあるので、ありがたく買ってもらうことにしました。
・人形屋めぐり
お義父さん、お義母さん、ぼくたち夫婦と子どもの5人で人形屋へ行きました。人形屋めぐりと書きましたが、実際にはお義父さんお義母さんが事前にかなり回っていたらしく、その結果のおすすめの店に行きました。
人形屋めぐりに行く前は夫婦で、予算は3万円くらいかな?と話していましたが、結局、予算オーバーをすることに。
人形屋に着くと、いろんなモノが飾られています。
大きく分けると、「兜」「鎧兜」「段飾り」「武者人形」という4つだった気がします。そして、兜はガラスのケースに入っているものと、入っていないものがありました。
・ケースあり、無しの違い
ガラスケースに入っていると、飾っているときにホコリがつかなくて汚れないのですが、ガラスケースのまま収納するため、収納の場所を取るようです。
ケース無しの場合は、ホコリがつきやすいのですが、そのためにホコリ取りなどのメンテナンスセットが付属していました。
ケース無しは、兜、刀、弓飾りなどを別々の箱にしまうため、うまく収納すれば場所をとりません。
・兜の違い
最初は3万円くらいの安い兜のセットで良いと思っていたのですが、お義父さんたちは先に話を聞いていたので、どれがおすすめか聞いてみると、薦めてくれたのが10万円の兜でした。
10万円。
さすがに、そこまで高いものを買ってもらうのは申し訳ない、、、
と、思いつつも3万円と10万円の物の違いは何か聞いてみると、違いは明白でした。
兜の後ろ側が鉄板になっているのですが、高い兜は下の写真のように細かく別れた鉄板を紐で丁寧に結んでいるのに対して、安い兜は一枚の鉄板でできています。
う〜ん。
そう聞くと、確かに10万円の兜の方が細かくてかっこいい。
しかし、細工でちょっと気になるところがあって、他のものを見ていました。結局、いろいろな兜を見た結果、細工が細かい「武田信玄」の兜になりました。
兜だけで約10万円です。
なんだか長時間見ていたら、感覚が麻痺してきて、どうせ買ってもらうなら気に入ったものをという気持ちになりました。「武田信玄」にしたのは、夫婦のゆかりの場所が山梨県であり、武田信玄に縁があるからです。
兜しかないので、その後、兜に合った黒塗りの飾り台と衝立て、そして両側に飾る太刀と弓飾りを選びました。
総額14万以上。現金払いにすると135,000円まで値引いてくれるということでした。お義母さんはもう少し値切りたかったようですが、135,000円現金払いで落ち着きました。ぼくも値切り好きなので、参戦すればよかった、、、
結局、最初の予算は3万円くらいだと思っていましたが、最終的には135,000円の買い物になりました。
あとから奥さんに聞いたのですが、お義父さんたちの予算は15万円だったそうです。
孫パワーすごいです。
ありがたいです。
兜や太刀や弓飾りは縁起物なので、お正月や子どもの誕生日に出しても良いそうです。
せっかく買ってもらったので、年に3回は出していこうと思います。