お受験や英語教育など、子どもの勉強に熱心な親はいますが、食に関する教育「食育」に興味を持つ人は少ないと思います。
しかし、この動画を見ると、食に関心がなくなったアメリカ人の食文化が健康に害を及ぼしていることに気が付き、食育の大切さ知ると思います。
子どもがいる家庭は一度は見て欲しい動画です。
◆動画の内容
この動画はTEDといういろいろな分野に関して、いろんな人がプレゼンをし、それを世界中の人が観ることができるサービスです。
今回のプレゼンはイギリス人シェフの「ジェイミー・オリバー」が食の教育について話をしています。現在はアメリカで肥満撲滅運動などに取り組んでいるジェイミーが、食事に関する知識がなくなったことでアメリカ人に肥満が増え多くの人が亡くなっているという事実や、子どもたちの食に関する知識の少なさの問題点、3世代に渡って自宅で料理をしなくなった家庭での肥満問題などを取り上げています。
この動画を見て、日本はここまでひどくはないと思う方もいるかもしれないですが、本当にそうでしょうか?
◆企業は家庭の食卓を狙っている
以前、日経ビジネスという経済雑誌で食品業界の事業戦略が載っていましたが、そこでは企業が家庭の食卓を狙っているという特集を組んでいました。
そこでは、家庭でご飯を作って食べることを「内食」、外でご飯を食べることを「外食」、そして惣菜などを買ってきて家で食べることを「中食」と呼び、外食が飽和状態の中で企業は中食を狙っているという内容が書かれていました。
企業はそうやってどんどん家庭の食卓を狙ってきています。忙しいときにたまに利用するくらいなら良いと思いますが、食品添加物がたくさん入った食べ物を常に子どもにあげるのは良くないと思います。子どもが食品添加物の味に慣れてしまって、依存してしまう怖さもあります。
そうなるとこの動画のような家族みたいになってしまうかもしれません。
子どもの食習慣が大人になったときも続くものだと思っています。そして、その人が家庭を作ったときに、その家庭の食習慣が同じように子どもに受け継がれていきます。今の日本はまだ大丈夫だと思いますが、今後TPPで海外の安い加工食品が入ってくると、未来はどうなるかわかりません。
各家庭での食育の大切さを知ってもらうために、ぜひこの動画を観て、食事について考えて欲しいです。