子どもが親に頼るのは普通のことですが、親が子どもに頼るのはなかなか聞かない話だと思います。
介護状態になったら頼らざるを得ないと思いますが、そうではないときでも生活に支障が出るような怪我をしたときは頼って欲しいです。
今回奥さんの親が怪我をしたのですが、やっぱり親が子どもに頼るって難しいのかもしれません。
◆子どもに心配かけさせたくない親心
うちの親は子どものことになるといろいろ心配しますが、自分に何かあったときには子どもに心配させないように黙っていることが多いです。
今回は奥さんのお母さんが腰を怪我して歩けなくなって、家事ができなかったのですが、それでも娘に電話してきたのは次の日でした。
ぼくとしてはいつもお世話になっている奥さんの実家なので、何か恩返ししたいと常々思っているのですが、やっぱり親心で子どもには心配かけさせたくないと思ったのでしょう、奥さんの話によると大丈夫とくり返していたそうです。
◆時には子どもに頼ることも必要
結局、ご飯が作れていなさそうだったので、奥さんと一緒に御飯を作りにいきました。いつもはなかなか手伝わせてもらえないので、今回はちょっと強引に食材を準備して訪問しました。
夕食と、次の日に食べられるおかずを作って食後は食器の片付けをしてきました。
やっぱり頼ってもらえると、こちらもなんだか認めてもらっているような気がして、ちょっと嬉しいところもあります。
頼るってそういう面もあるんだと気が付きました。
◆子育てに活かす
いつも行っている店の店員さんが女手一つで男の子を三人育ているのですが、ご飯の準備などを子どもが手伝ってくれているらしいです。自分が子どものときは食事の準備なんてほとんど手伝ってなかったのですが、やっぱり子どもでも状況を察して手伝ってくれるようになるんでしょう。
手伝うってもらうってことは子どもに頼っているということにもつながると思いますし、頼っているということはその子がそのことをできると認めていることの裏返しでもあるので、子どもも頼られると自分を認めてもらうことにつながっていて嬉しいのかもしれません。
自分の子どもが大きくなって手伝いができるようになったら、適度に子どもに頼って手伝いをしてもらうのは子どもの成長にも、親子の信頼関係にも良いのだと気が付きました。