3歳未満の子どもがいる家庭に二人目の子どもができたら保育園を退園するということについて、最近いろいろと考えるようになりました。
その問題で今年埼玉県で裁判をして勝ったという結論が出たことにより、世の中の流れも変わってきています。
しかし、そのことについて反発もあるようですので「育休退園」について考えてみました。
◆一度退園しても入園できる補償はない
我が家ではこれが一番の問題なのですが、二人目が産まれた時点で一度退園して次に保育園に入れる時期が来たとしても次に必ず保育園に入れるという補償がないということです。
もし、入れなかったらどうなるのでしょう、、、
育休の期間が終われば会社に戻らないといけないので、困ります。
以前はそんなことを考えていたので、上の子どもが3歳になるようにタイミングを計算して次の子どもを作ろうと思っていたのですが、そんなことを考えていたらどんどん時間が過ぎてしまうということで、とりあえずその問題は後回しにすることにしていたら二人目を妊娠しました。
◆産みたいときに産める環境を
タイミングを気にしていたら女性は年をとってしまいます。それでなくても最近は初産が高齢化していて問題になっているので、なるべく女性の体に負担をかけないように早めに、産みたいと思ったタイミングで生ませてあげられるような環境をつくるのが少子化対策になるのではないでしょうか?
少子化担当大臣は何をしてるのでしょう、、、
◆産む気がある家から産んでもらう
最近は結婚してもあえて子どもを作らないという家庭もあるようです。そういう家庭が増えていけばさらに少子化がすすみます。
であれば、まずは産む気がある家庭に子どもを産んでもらい、子どもを増やすのが先決ではないかと思います。
経済用語で富める人から富み、その後全体に富が行き渡るようになるという「トリクルダウン」という理論がありますが、あれは結局貧富の差を増やすだけで意味がないらしいです。
しかし、少子化対策で言えば産める家庭がたくさん産むというのは間違った方策ではないと思います。
産みたくないという家もあるのですから「産みたい」と言ってもらうだけで貴重であると思うのですが。
◆専業主婦は育ててるというけれど
育休退園の話になると、専業主婦はお母さんが1人で家で子どもを2人育てるのなんて普通なんだという話を聞きます。
しかし、この話はちょっと違うような。
ワーキングマザーだって子どもの面倒をみたくないわけじゃないと思います。本当は子どもといっしょの時間をたっぷりとって、子育てを満喫したいと思いながらも仕事の都合、会社の都合もあるので、育休の時期も決まっていてその後の復帰のこと、復帰後のことも考えています。
◆いっそ誰でも保育園に預けられるようにしたら?
親が働いていないと保育園に子どもを預けられないというのもいっそのこと辞めてしまって、預けたい家庭は専業主婦でも預けられるようにしたらどうでしょう?
そうなれば専業主婦でも時間ができ、余暇を消費にあてたり、ちょっと仕事を初めてみたりして。
消費が増えれば景気が良くなりますし、ちょっと働いてお金を稼げば税収が増えますし、なにより国がすすめる「1億総活躍」という目的にもあっているのではないかと。
箱物や土木事業にばかりお金を使わないで、こういったところへの税金の使い方をそろそろ国も学んで欲しいですね。