子供が産まれる前、産まれた直後はかなり育児書を読みました。だいたいが「おむつ」「食事」「健康」「寝かしつけ」などのすぐに解決したい問題のテーマがある本で、育て方に関しての本はあまり読んでないのですが、それはこの本を読んで我が家の教育方針が決まったからです。
初めて読んだときは図書館で借りてきて、良い本だから買って手元に置いておこうと思ったら、すでに廃盤。
中古でもいいやと思ってアマゾンを見ると、なぜかプレミア価格になっていて買う気にならずにいたら、いつの間にか中古の流通が増えて価格が下がっていたので、これを機に購入してもう一度読んでみましたが、今読むと子育てを始めたばかりの頃と違ってある程度経験がある分、また違った形で頭に入ってきて勉強になります。
◆子育ての目標が決まった
アマゾンのキンドル版もあったのですが、あまり安くない割に電子書籍が嫌いだったので買わずにいました。今では中古も増えたしキンドル版も安くなったので電子書籍で購入しても良いかと思います。
夫婦でこの「子育てがみるみる楽になる赤ちゃんとのおしゃべりBook」を読んで、一番ためになったのは「子育ての目標」が決まったことです。
我が家の子育ての目標は「子供の自立」。
子育てに迷ったときには「どうすれば子供の自立につながるのか。どちらを選べば子供の自立につながるのか。」などの決断するときの方針になりました。ちなみにこの目標を思いついたのは著者も同じ目標だったからです。多分、子育ての最終目標は「子供の自立」なんだなと思いました。
◆コーチングで子育て
著者が実践している子育て方法の一つに「コーチングを使った子育て」があります。コーチングとは教える相手にそれを覚えさせるために問題を解決するように「導く」方法です。
なんでもかんでも親がやってしまうと子供が自分で学習する機会をなくしてしまい成長できなくなるので、この方法が良いと書かれていました。子供が自分で新しいことをするのは親としてはじれったいし、危ないときはドキドキしますが、親はその「サポート」役に徹することで子供の成長を促すことができるという育児方法はとても共感でき、我が家でも取り入れることにしました。
その他にも子供との対話の仕方、注意するときの効果的な方法、いじめにあっても乗り越えられるようにする方法など子育てに役に立ち、子供が元気にのびのびと成長できるであろう方法がたくさん書かれていてとても勉強になりました。
今回、読むのは2度目ですが、自分がすでに実践できていることもあったし、今後気をつけなければいけないと気がついたこともあり、子育ての指標になりました。手元に置いて今後はちょくちょく見なおしていこうと思ってます。
育児が不安だったり、思い通りに子育てがいかなくていらいらしている方にはぜひ読んでもらいたい一冊です。