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【1歳6ヶ月.12】突発性発疹で熱性けいれんからの入院〜その5・生きていることのありがたさ〜

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 熱性けいれんで入院してから熱が下がり、やっと普段の生活に戻ることができましたが、入院している間は本当に心配でした。

 人間は常に生と死が隣り合わせで生きているのだと実感した数日でした。

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◆けいれんに怯える

 子供が入院した初日はまだ熱も下がらず、いつまたけいれんが起こるかと心配でした。奥さんは子供の付き添いで病院でいっしょに過ごしていたので、家で1人だったのですが夜になるとまたけいれんするのではないかと心配で心配で何度も何度も起きました。

 

◆生と死は隣合っている

 次の日にお見舞いに行くと奥さんから怖い話を聞かされました。

 まだ子供も熱が高いので、夜に何度か起きたらしいのですが、朝5時半に起きた時に目の焦点が合わない感じで何かに怯えたように泣いていたそうです。しばらくなだめてなんとか寝かしつけることができたそうですが、朝起きて看護師さんにそのことを話すとちょうどその時間に隣の隣の部屋の子供が亡くなったそうです。

 もしかしたらいっしょに行こうと誘われていたのかも。

 生きる方を選んでくれて本当に良かった。

 後でその日は同じ病棟で2人の子供が亡くなったと聞きました。それを聞いて、人間って本当にいつ死ぬかわからないんだと感じました。特に子供は生と死がとても近いところにあり、何かあったらすぐに死んでしまうとてももろくはかないもので、それを親が大切に守ってあげないといけないと気が付かされました。

 今は元気になったので、もしこの熱で子供が死んでしまっていたらという話も夫婦でできるようになりましたが、この1年半がとても楽しく素晴らしく輝いていた時間であったため、もし子供がいなくなったらそれは夢だったのではないかと思うだろうと言い合っていたら、なんだかとても今の時間が大切なものであり、貴重な時間であると改めて思うようになりました。

 子供の笑顔が見えるということがどれだけ幸せなのか、今回の入院で感じることができました。

 そう思って子供を抱きしめようとすると嫌がられるのですが、、、こちらの思いはなかなか伝わらないものですね。

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