今まで壁に落書きをしたことはありませんでした。
お絵かきをするときには「ここで書くんだよ」と子ども用の机の上に画用紙を置いてあげて、基本的にペンは危ないので使うときにしか渡していなかったのですが、先日、ちょっと目を離した隙に壁にボールペンで落書きをしてしまいました。
◆悪いことだと自覚
そのとき、部屋の片付けをしていたのですが、ふと壁に目をやると何やらペンの後のようのものが。触ってこすっても消えません。
間違いなく子どもがボールペンで描いた落書きでした。
今まで落書きなんてしたことがなかったので、奥さんを呼ぶと子どももいっしょについてきました。
まずは注意しないといけないと思い、奥さんが「ここにお絵かきしちゃだめでしょ」と言うと
「う、う、うわ〜〜〜〜ん」
と、ちょっとためがあって大泣きしました。
これはうそなきではなく本気泣きのときの泣き方です。
どうやら本気で反省しているみたい。
反省しているならこれ以上注意しても意味がないので、わかればよろしいということで、説教タイム終了。
◆自白する
しばらくしたら別の壁を指差して
「ここも、かいちゃダメ」
と教えてくれました。
そうそう、わかればよろしいと思って指の先を見ると落書きが。どうやら怒られる前にすべての悪事を告白したようです。これは偉いと思ったのでほめてあげました。
◆かまってあげなかったのが原因かも
そのときはちょうどボクが部屋の片付け、奥さんがつわりで苦しんで寝ている状態でした。二人共子どもに目がいっていない状況だったのです。
お義姉さんが、
「子どもは放っておかれるのが嫌だから、大人の注意をひくためにいたずらをすることもある」
と、教えてくれたのですが、これがまさにそうなんじゃないかと夫婦で反省しました。
その後、また二人共手が離せなくなったときにそ〜っと壁に落書きをしようとしていたのを見つけたので「ダメッ!!」というとビクッとして落書きするのをやめました。
子どものことを見てあげられない時間ができてしまい、反省です。
◆気持ちの理解と代弁
こういうときはただ叱るのではなく、まずは、ここに落書きをしてはいけないというルールを教えることと、なんで落書きをしたかということを子どもの気持ちになって考えて、子どもの代わりに代弁してあげると良いのではないかと思いました。
「ここは描くところじゃないから描いちゃだめだよ。でも、父ちゃんも母ちゃんもかまってあげてなくてごめんね。さみしくてやっちゅったんだね」と言ってあげることで、お互いの気持ちが理解しあえるのではないかと思いました。